人形町ゆるりお散歩ガイド
江戸情緒が残る日本橋人形町。人形町をゆるりとお散歩してみませんか?甘酒横丁や神社などの見どころや、美味しいグルメ、ランチスポットなどの情報を人形町生まれで水天宮そば在住の筆者がお届けします!
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小網神社
最近はすっかり東京のパワースポットとして人気の小網神社。
最近はビジネスマンから若い女性まで、結構な人が参拝に来られていますね。
ちなみに「小網」の読み方は「こあみ」です。
小網神社はこんな感じで、オフィスビルとマンションの合間に建っています。
これは神楽殿。
祭儀のときに、舞が行われます。
この神楽殿と社殿などは現在、中央区の文化財に登録されています。
鳥居をくぐってすぐ左側には、当神社三之宮の福禄寿さまの御像。
ちなみに小網神社は、日本橋七福神の福禄寿の担当です。
(以前はこの場所に銭洗いの水がありました)
こちらは手水舎。
小網神社は、このように龍をモチーフとしたものが多くあります。
狛犬。
境内。
向拝に施された見事な「昇り龍」「降り龍」の彫刻たち。
「強運厄除の龍」として拝されています。
こちらは、本殿の彫刻「養老の滝」。
動画で小網神社のパワーを感じてみて下さい。
参拝が終わったら、左手にある「銭洗いの井」へ。
小網神社は、実は「東京銭洗い弁天」と呼ばれています。
「銭洗いの井」で金銭などを清め、財布などに収めておくと財運を授かると言われています。
こちらの緑色の御像は、二之宮・市杵島比賣神(万福舟乗弁財天)。
「銭洗いの井」の動画です。
御朱印やお守り、おみくじ、御祈祷の予約などはこちらの授与所で。
こちらの授与所は9時~18時までです。
人気のご祈祷は、個人で5,000円、法人で10,000円です。
小網神社のおみくじは、通常のものの他に「まゆ玉おみくじ」というものがあります。
このは「まゆ玉おみくじ」は、本物のまゆ玉の中におみくじが入っているんです。
まゆは一本の糸で紡がれていて、「小網神社の神様との御縁が一本の糸のように細く長く結ばれますように」との願いからきているそうです。
(「まゆ玉おみくじ」の値段は300円)
結構法要が行われるので、時間があれば是非参加してみるのもいいですね。
こちらに書かれている祭儀は、
・1月1日~7日:日本橋七福神詣
・1月1日~7日:東京下町八福神参り
・4月の午の日:初午稲荷祭(参拝者に福箸が配られます)
・5月28日:例大祭(五年に一度、宮神輿の渡御があります)
・6月30日:夏越の大祓(茅の輪くぐり)
・9月9日:正五九納祭
・10月28日:万福舟乗弁財天大祭
・11月28日:どぶろく祭(新嘗祭)
・12月31日:年越の大祓、除夜祭
最近、小網神社のパワースポットとしての人気がすごく、祭儀がある日は非常に混み合います。
11月に行われる「どぶろく祭」で販売される強運厄除の「みみずく」なんか即完売でした(^_^;
祭儀の際は、早目に来られることをお勧めします。
御祈祷も人気ですので、こちらも期日が決まり次第早目に申し込まれるといいでしょう。
今よりおよそ一千年前に、観世音菩薩と弁財天を安置する万福庵という庵がありました。
この庵は天台宗僧侶で、後に浄土教の基礎を築いたとされる源信(恵心僧都)の原点ともいえる場で、観世音菩薩と弁財天も源信の作と言い伝えられています。
1400年代後半、周辺で流行した悪病に人々が悩まされていた折、網師の翁が海で網に引っ掛かった稲穂を持って訪れ、しばらくこの庵で過ごしました。
ある日当時の庵主の夢に源信が現れ、その翁を稲荷大神として祀り崇めれば悪病がなくなる、と告げたのです。
そのお告げの通りに、翁を小網稲荷大神とし、社を建立しひたすらお祈りをすると、次第に悪病が鎮まって行ったということです。
室町時代の武将であり、領主でもある太田道灌はその言い伝えを聞き、時折、その社を訪れては参拝したといいます。
1600年前後には周辺地域が小網町と名付けられ、この神社は町の守護神として崇められました。
明治維新後の明治6年には「小網稲荷神社」となります。
昭和4年、明治神宮造営にも携わった宮大工内藤駒三郎一門により、現社殿と神楽殿は建てられました。
幸い、戦火に焼失することもなく、そのまま現在に残っています。
戦後宗教法人となり、現在の「小網神社」と名付けられました。
現存する社殿に彫られた昇り龍、降り龍はとりわけ見事なもので、強運・厄除けの龍として参拝者から崇められています
悪病の流行から救ってくれた源信のお告げ。
お告げの通りに社を建て網師の翁を小網稲荷大神と崇めたのが1466年。
来る平成28年はご鎮座550年目を迎えることとなり、節目として記念事業が予定されています。
健康長寿の福禄寿と財運向上・学芸成就の弁財天は、神社と同じ境内内地にあった満腹寿寺におまつりされていました。稲荷神社を主祭神とする小網神社は約550年前の文政元年(1466年)悪疫鎮静の神として鎮座。太田道灌公の崇敬も篤く、社名も道灌公が名づけたといわれます。社殿(昭和4年建立)が戦災を逃れたり、同神社の御守を受け戦地に赴いた兵士全員が無事帰還したことなどから、近年「強運厄除の神」として信仰を集めています。
稲荷大神を主祭とし、540年前(文政元年1466年)に鎮座した歴史の古いお社。「福禄寿」と「弁財天」が祀られています。総尾州檜造りの重厚な彫刻が施された社殿と神楽殿は、中央区指定文化財。5月の大祭では神社大御輿で賑います。また、11月末の「どぶろく祭り」は奇祭として特に有名です。なお、“福禄寿”は福徳長寿の神、また“弁財天”は商売繁盛、学芸成就の神として親しまれています。
文正元年(1466年)悪疫鎮静の神として鎮座。向拝の随所に彫刻が施された社殿・神楽殿は、中央区文化財に登録されている。初詣・五月の大祭・十月の東京銭洗い辨財天大祭・十一月の下町の奇祭、どぶろく祭は、特に賑わいます。
■小網神社への行き方(アクセス)
・人形町駅、水天宮駅から
まずは甘酒横丁へ向かってください。
甘酒横丁の交差点に出たら、レトロな喫茶店「快生軒」さん、親子丼で有名な「玉ひで」さんのある方へ歩きます。
しばらく歩くと、粕漬で有名な「魚久」さんがありますので、そこをさらに越えて歩きます。
左手にローソンが見えてきたらその角を右折します(「小網神社」というのぼりが立っています)。
右折して最初にある道を左折すると小網神社が見えます。
社号 | 小網神社 |
御祭神 | 倉稲魂命(うがのみたまのみこと)[稲荷大神]、市杵島姫命(いちきしまひめのみこと)[辨財天]、福禄寿他 |
例祭日 | 5月28日(土日の際は前後します) |
住所 | 東京都中央区日本橋小網町16-23 |
電話番号 | 03-3668-1080 |
公式ホームページ | http://www.koamijinja.or.jp/ |
■グーグルマップで小網神社神社周辺を見てみる
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