人形町ゆるりお散歩ガイド

東野圭吾原作、阿部寛主演の人気ドラマ「新参者」。
その舞台となったのは日本橋人形町でした。

阿部寛演ずる日本橋署の刑事･加賀恭一郎が独特な雰囲気を醸し出し、要所要所で画面に映る人形町の風情、懐かしい空気感のあるお店が相まって、ドラマ全体に特徴的なものに空気が漂いました。

TBSのサイトでは「新参者」ロケ地マップなるものも公開しています。
http://www.tbs.co.jp/shinzanmono/map/

人形町通りと甘酒横丁の沿道を中心に人形町ならではのお店や食べ物、グッズが毎話で登場しました。

・杏が演じる上川菜穂の家の煎餅屋「あまから」→「草加屋煎餅店」
・小泉深雪が演じる美咲（「麒麟の翼」）が働く手作り工房の店「ほおづき屋」→「日本橋ゆうま」
・黒木メイサ演じる青山亜美が働く古民家カフェ「黒茶屋」→「Cafe紅（もみ）」
・紺野まひるが演じる北村美雪が働いていたカフェ「Patisserie Quattro（パティスリー・クアトロ）」→オムチャントーン
・和小物店「ちどり屋」→手ぬぐい専門店「手ぬぐいのちどり屋」
・料亭「まつ矢」→「きく家」
・刃物店「うぶけや」→「うぶけや」

こちらは「草加屋煎餅店」の店頭にはこんな張り紙が。

ここは「麒麟の翼」でも中井貴一さん演じる青柳武明が眼鏡ケースを購入したお店として登場した「ほおづき屋」こと「日本橋ゆうま」。

ここは映画「麒麟の翼」で、新垣結衣さん演じる中原香織の恋人で事件の容疑者・八島冬樹に三浦貴大さんが隠れていて警察官に見つかり、もみ合って車にひかれてしまうシーンの場所。

など実店舗そのままのものや名称など変えて登場させたもの、また甘酒横丁、浜町緑道、水天宮をはじめとする神社など何気ない人形町の片隅が画面に映されました。

ロケの多い撮影であったため、映像技術、音声、照明、美術、、衣装、メイクの担当者も苦労が尽きなかったということです。

この作品は加賀恭一郎のシリーズもので、映画「麒麟の翼」のロケも人形町周辺、日本橋がストーリーの舞台となっています。

映画のタイトルにもなった麒麟は、今からおよそ100年前、日本橋を石造りのものに架け替えた際に作られたもの。
中国の想像上の動物である麒麟は、聖人が出現する前ぶれとされていました。
本来翼をもたない霊獣の麒麟ですが、日本橋の麒麟には大きな翼があります。
日本の道路の起点であるここから、日本中に飛び立っていかれるように、という願いが込められて翼が付けられたといわれます。
映画「麒麟の翼」でも「新参者」と同様、人形町界隈や店舗が登場しました。

これは中井貴一さん演じる青柳武明が、紫の折り鶴を置いていた椙森神社。

ここは、容疑者・八島冬樹に三浦貴大さんが安産祈願の絵馬を購入していた水天宮。
（現在この水天宮の場所、建物は建て替え工事中です）

「麒麟の翼」をご覧になられた方なら、是非「人形町七福神めぐり」を是非してみて下さいね～

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